岸田総理大臣は、28日の参議院決算委員会でロシアの金融面での制裁逃れを防ぐため、制裁を強化する考えを強調しました。
(政治部・大石真依子記者報告)
岸田総理はロシアへの制裁について、G7サミットで各国に説明し、高い評価を得たとアピールしました。
岸田総理大臣:「私からはロシアによる平和条約交渉中断宣言にひるむことなく、今後ともロシアに対して我が国は断固とした対応を取っていく。我が国の更なる対ロシア制裁措置についても説明をさせて頂きました」
そのうえで、さらなる制裁強化について金融面でも抜け道を与えないようにすると述べ、今の国会での外為法の改正に向けて準備を進める考えを示しました。
暗号資産を用いた制裁逃れを防ぎ、実効性を高める狙いがあります。
残る大きな制裁カードはエネルギーの輸入制限ですが、外務省幹部は簡単に結論の出る話ではないと述べ、各国の対応を見極めつつ慎重に検討する方針です。
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