日本の国会では岸田総理大臣らが出席し、参議院で2022年度予算案の審議が始まりました。ロシアへの制裁措置を巡り議論となっています。
(政治部・相沢祐樹記者報告)
岸田総理は、ウクライナ情勢について「緊迫の度を高めている」という認識を示したうえで、今後の対応について、このように述べました。
岸田総理大臣:「今後、事態がさらに悪化する場合には、国際社会と連携し、さらなる措置も速やかに考えていかなければならない。国際社会との連携、これを大事にしながら、我が国の国益を考え対応をしっかり打ち出していきたい」
ロシアへの制裁措置について、政府関係者は「アメリカやヨーロッパの動きより上に日本が踏み込むことはない」と話しています。
今後、半導体などのハイテク規制を含めてまずは欧米の動きをみながら対応を考えるとしています。
夜には、G7(主要7カ国)の首脳会議が開かれます。制裁については効果が問われていますが、ロシアとの関係性が各国で異なるため、一律で行うのは難しいとみられています。
政府関係者は「非難については足並みをそろえ、連帯の意思を示すことが重要だ」としています。
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