アメリカのバイデン大統領は、ロシアによる軍事侵攻について、「数日以内に起こりうる」と述べ、強い警戒感を示しました。
バイデン大統領「(侵攻の脅威は)非常に高い。私の感覚では、今後数日以内に起こりうる」
バイデン大統領は、「数日以内」とする根拠について、「侵攻準備のあらゆる兆候がある」などと述べました。
ブリンケン国務長官も国連安保理での演説で、「我々の情報では、ロシアは、数日以内に攻撃を開始する準備を進めている」と指摘。「攻撃の口実作りを計画している」として、ロシア国内でのテロのねつ造などを挙げました。さらにロシアの具体的な攻撃計画にも言及しました。
ブリンケン国務長官「ウクライナ全土へのミサイルや爆弾による攻撃、通信の遮断やサイバー攻撃も計画されている」
ブリンケン長官は、「首都キエフも標的に含まれる」と指摘しています。
一連のアメリカによる積極的な情報発信は、ロシアとの情報戦の一環ともみられています。
一方、国連安保理に出席したロシアの外務次官は、ブリンケン長官の発言について、「さらに緊張をあおる危険なものだ」などと反発しました。
また、一部のアメリカメディアが早ければ今月16日にも軍事侵攻が始まると伝えていたことを念頭に、「ウクライナへの侵攻に踏み切るとされていた日は過ぎた」とやゆしました。
(2022年2月18日放送)
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