慎重に箱から取り出されたのは、ミイラ。
歯の残った口元に、爪が確認できる両手。
上半身は、まるで人の姿。
しかし、下半身は、はっきりとうろこのわかる魚の姿。
残された文書には、「人魚」の文字。
岡山県の寺に保管されている、人魚のミイラ。
2日、そのミイラが載せられたのは、CTスキャン。
人魚伝説に現代科学が挑むプロジェクトが始まった。
倉敷芸術科学大学・加藤敬史教授「自然科学系、民俗学などが横断的に連携しながら、研究を行う」
人魚のミイラは、江戸時代のものとみられ、高知沖で魚の網にかかったと伝えられているが、くわしいことはわかっていない。
伝説を科学で解き明かすことはできるのか。
研究結果がまとまるのは、2022年の秋、3月中旬には途中経過が報告されるという。
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