3月の韓国大統領選挙を前に2大候補の支持率は拮抗しています。一方、国のトップを選ぶ選挙としては、ある残念な理由が大きな影響を与えることになりそうです。
調査会社「韓国ギャラップ」によりますと、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補と最大野党「国民の力」の尹錫ヨル(ユン・ソクヨル)候補の支持率は、それぞれ34%と33%で、1ポイント差の大接戦になっています。
一方、第3の候補とされる野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補は17%まで支持率を伸ばしていて、当初は李氏と尹氏の「事実上の一騎打ち」と言われた選挙は先が見えなくなっています。
一方、特定の候補を支持すると答えた人への質問で、48%の人が「その候補が好きだから」と答えたのに対し、ほぼ同数の46%の人が「他の候補が嫌いだから」と答えたことが分かりました。
今回の大統領選挙は政策論争が進まず李氏と尹氏による「スキャンダル合戦」の様相となっていて、一部では「最悪を避け『次悪』を選ぶ選挙」などと揶揄(やゆ)されています。
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