初めて昭和生まれの総理大臣として、リクルート事件後の政治改革などに取り組んだ海部俊樹元総理大臣が亡くなったことが分かりました。91歳でした。
海部氏は、1960年に29歳の若さで衆議院議員に初当選し、三木内閣の官房副長官や文部大臣などを歴任後、リクルート事件で政治不信が高まるなか、1989年8月、昭和生まれで初めて総理大臣に就任しました。
在任中は、湾岸戦争で多国籍軍に130億ドルの資金を提供したほか、初めて自衛隊を海外派遣しました。
また、政治改革にも取り組みましたが、法案が廃案となり、最終的に総辞職に追い込まれました。
1994年には自民党を離党し、新進党で初代党首に就任しましたが、新進党が解党後、2003年には自民党に復党しました。
ただ、2009年の衆議院選挙で落選し、政界を引退していました。
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