アフガニスタンに派兵されていた元イギリス兵が、戦争で受けたメンタルヘルス(心の健康)の問題に対処するため、ウェールズ南部に城を建てて話題となっている。
2014年まで英陸軍のウェールズ王立連隊に在籍していたマイク・アレンさんは、帰国後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症。社会から離れて暮らしたいと思うようになった。
アレンさんは2019年、ウェールズ南部ケアフィリにあるムニスルーウィン地区で、地元の農家から土地の提供を受けた。そこで100トンもの石や木材を集め、城を築き始めた。
アレンさんは、自分の手で城を造るという地道な作業が、毎日を乗り越えて生きていくための拠り所になったと説明。これまでに退役軍人や遺族、特別なケアが必要な人など約2500人が訪れたという。
「ここはとても静かで穏やかな場所なので、ここにいる方が大変な問題にも楽に対処できると分かった」とアレンさんは話す。
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