栃木県那須町で2017年3月、登山講習会に参加していた大田原高の生徒7人と教諭1人が亡くなった雪崩事故は、27日で5年を迎える。それぞれの夢や目標を目指して力強く人生を歩んでいたさなか、突然道を閉ざされた。遺族は5年間、その理由を求めながら、愛息の姿を思い、消えない悲痛と向き合い続けてきた。 ◇ ◇ 高瀬淳生(たかせあつき)さん=当時(16)=のスマートフォンは今も、通信回線がつながっている。母晶子(あきこ)さん(55)が毎月料金を支払っているためだ。 着信が鳴ることはない。
Source:Shimotsuke.co.jp 下野新聞社 [read more]