投資の世界への私情の持ち込みは禁物だ。ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は8日、英半導体設計子会社アームを米半導体大手エヌビディアに売却する計画が頓挫したことを認める一方、人工知能(AI)への熱い思いを語り、アームの未来は有望だと力説した。しかしハイテク投資家である孫氏は、中国電子商取引大手アリババグループ創業者で旧友の馬雲(ジャック・マー)氏と決別することで、低迷する株価をもっと押し上げることができそうだ。SBGが以前から保有しているアリババ株の持ち分を減らすことは理にかなう。
Source:Reuters Jennifer Hughes [read more]